保育士になるには年齢制限はありません。
他業種で活躍していた人が保育士を目指したり、出産後に専業主婦をしていた人が保育士になり活躍している人もたくさん居る業種です。
30代でも40代でも怯まずに保育士資格取得にチャレンジしましょう。
保育士になるには
大きく分けて2通りのコースがあります。
2年以上の保育士養成施設、いわゆる保育の専門学校や短大、大学の保育科など保育士になるための学科を全て履修して卒業するコース。
保育士の国家試験は免除され、卒業と同時に保育士資格が得られます。
もう一方は保育士の国家試験8教科9科目全てに合格し、実技試験2科目にも合格する事で保育士資格を得るコースです。
30代から保育士になるには
保育の学科に拘らず、2年以上の専門学校や短大、大学を卒業していれば、つまり高校卒業後に2年以上の学歴を有していれば保育士国家試験の受験資格があります。
平成3年3月31日までに高校を卒業している人は高卒の学歴でも受験資格があるのですが、それ以降の高校卒業のみの学歴では保育士の国家試験を受ける事が出来ず、児童福祉施設などで2年以上か2880時間以上の就労経験が必要になります。
ということは30代の人が直ぐに国家試験を受けるには高校卒業後に2年以上の学歴が必要と言うことになります。
保育士の国家試験に挑戦する
30代の人が保育士になるには高校卒業後の学歴がある人は保育士の国家試験に挑戦するのが最短コースです。
国家試験は先ず8教科9科目の筆記試験に全て合格しなければなりません。
通信教育を受講したり試験対策講座に通われるのも一つの方法ですが、保育士の国家試験は独学でも充分合格出来る資格です。
科目数は多いですが、子育て経験がある人には既に知っている事や経験した内容も試験問題に多く含まれますので有利に働くと思います。
試験問題の多くは暗記が中心になりますが、ネットを検索すると暗記の語呂合わせなど覚え方を披露している人が多くいますから参考にすると良いでしょう。
またスマホの録音機能も重宝します。
自分でまとめた事を自分で録音し、通勤時間や家事の合間、お風呂タイムに聞いて覚えるようにします。
筆記試験全てに合格すると実技試験に進む事になります。
実技試験は3科目中から2科目選択します。
音楽表現は予め決まっている課題曲2曲の弾き歌い、言語表現も決められた数話の中から一つを選んで3分間のお話しをします。
造形表現の絵画だけは当日の試験問題の中で指定条件が示されます。
音楽表現と言語表現を選択すれば事前練習がし易いと思います。
まとめ
他業種から保育士へ、主婦から保育士へ、どちらも様々な経験を積んで来られた事でしょう。
保育士以外の社会経験は保護者理解に繋がり、子育て経験は保育にそのまま生かされます。
保育士の国家試験が年2回に増え、資格が取りやすくなった今が好機です。
30代でも40代でも、何歳からでもぜひ保育士資格に挑戦して下さい。