保育士資格の国家試験の受験資格は高校卒業後に2年生以上の専門学校、短大、大学などの学歴が必要です。
しかし1991年3月31日以前に高等学校を卒業した人は受験資格があります。
1991年4月1日以降から受験資格が短大卒業程度と改正されたための経過措置で1996年3月31日以前に高等学校の保育科を卒業した人にも受験資格があります。
現在50代の人は高卒でも保育士試験にチャレンジ出来る国家資格です。
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90歳でも成長する脳
8教科9科目ある筆記試験は、ほぼ暗記が中心の勉強になりますから短期記憶力が弱くなり始めた50代は些か大変なのは確かです。
しかし脳の研究では脳は90歳になっても発達する事が分かっています。
新しい学びも経験と繋がることで記憶として脳に定着出来るのです。
50代の人が保育士試験の勉強をする時は出来るだけ過去の経験と結び付けると覚えやすいと思います。
子育ての経験や食事の仕度など、主婦としての経験が保育士資格への足がかりになります。
暗記の方法
とはいえ、やはり50代では試験科目の暗記は大変な労力です。
ネット上での保育士試験者専門の掲示板を見ると暗記の語呂合わせや覚え方がたくさん出ているのでとても参考になります。
またスマホなどの録音機能でテキストの音読を録音したり、過去問の一問一答を録音して聴けるようにすれば、いつでもどこでも勉強が出来ます。
寝る直前に学んだ事は脳に定着しやすいと言われていますので、布団に入ってからもイヤホンで聴くようにしてください。
実技試験
筆記試験の全て合格すると実技試験に進むことができます。
実技試験は3科目の中から2科目を選択して受験します。
絵を描くのが大得意と言う人以外は音楽表現と言語表現を選択するのが有利と言えます。
音楽表現も言語表現も課題が予め決められているので事前練習をきっちりすることで合格に繋がると思うのです。
造形表現は試験の中で指定条件が示されるのが厄介なのです。
音楽表現のピアノでの受験者は試験場ではアップライトピアノを使用します。
キーボードだけで練習していると鍵盤の重さに戸惑うことになりますから必ずピアノでの練習もして下さい。
音楽表現も言語表現も幼児を前にしている前提を忘れずに表情豊かに元気良く表現して下さい。
お手本は子供番組の歌のお兄さんとお姉さんです。
また事前練習ではビデオ撮影をして自分表現をチェックして下さい。
まとめ
50代は子育ても終わり、勉強時間はたっぷり取れるのではないでしょうか?
保育士資格の筆記試験は一度で全科目に合格しなくても一部科目免除として合格科目は3年間持ち越せます。
試験も年2回、自治体によっては3回施行されますので1年から2年計画で合格を目指すのも良いと思います。