保育士になるには実技試験対策も必要

保育士になるには大きく分けて2通りの方法があります。

国家試験8教科9科目の筆記試験に全科目合格し、さらに実技試験2科目にも合格する事で保育士資格を取得する。

または2年以上の保育士養成学校を卒業する事で国家試験は免除され保育士資格を取得する。

保育士養成学校では実技の授業が当然ありますので今回は国家試験での実技試験ついて対策を記したいと思います。

国家試験の実技試験では

音楽表現(楽器を弾き歌う)

言語表現(素話)

造形表現(絵画)

上記の3科目から2科目を選択して受験します。

2科目の選択は国家試験願書提出時に決め、途中での変更は出来ません。

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音楽表現

『幼児に歌って聴かせることを想定して演奏する』

演奏する楽器はピアノ、アコーディオン、ギターに限られています。

この実技試験で求められるのは『保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど総合的に豊かな表現が出来ること』です。

楽器の演奏技術よりも幼児が音楽に親しみ楽しめるように表現出来ているかを審査されます。

幼児番組の歌のお兄さんやお姉さんになったつもりで口を大きく開けて歌い、目を見開いてクルクルと動かしながら表情豊かに歌うようにします。

楽器演奏に気を取られないように顔は常に子供達に向けて歌えるように伴奏の練習をしましょう。

自分が演奏している姿をビデオ撮影して音楽表現の工夫をして見ましょう。

保育士になるにはかなりのオーバーアクションが必要なんです。

言語表現(素話)

『3歳児クラス20人位を想定して3分間のお話しを聞かせる』

この実技試験で求められるのは『保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができること』です。

課題

1.うさぎとかめ

2.おむすびころりんん

3.3びきのこぶた

4.にんじん、ごぼう、 だいこん

上記の課題4話の中から1話を選択し3分間程度のお話しにまとめます。

絵本や道具の使用は一切禁止されていますので暗記しなければなりません。

言語表現も音楽表現同様に言葉だけでは無く顔の表情も豊かにオーバーに表現する事が大切です。

言語表現の練習でもビデオ撮影をして表情、表現、話す速度などを工夫しましょう。

造形表現(絵画)

『保育の一場面を絵画で表現する』

この実技試験で求められるのは『保育士として必要な造形表現(情景及び人物等を豊かにイメージした描写や色使いなど)ができること』です。

当日示される問題文で設定された一場面を条件を満たして制限時間45分の中でA4サイズの紙上に表現しなけらばなりません。

音楽表現の試験と違い問題を見るまで指定条件が分からないのがやっかいですが条件を満たしていない場合は、どんなに絵が上手に描けていても不合格になりますので注意が必要です。

絵を描く道具としては色えんぴつ、えんぴつ、シャープペンシルの使用が認められています。

実技試験当日の対策としては色えんぴつやえんぴつの上下どちらでも描けるように削っておくと便利です。

またえんぴつが机から転がり落ちないようにタオルを敷いておくと防ぐことが出来ます。

指定条件に複数の園児を描くように指示されている時は髪の毛や肌の色も国際色豊かに描き、また男の子は青、女の子はピンクなどの固定観念を持たせない描き方も必要です。

保育士になるには差別的な考えや表現をしないように気をつけなければなりません。

まとめ

保育士試験の実技試験に不合格になる人は多くないようです。

しかし確実に試験に合格して保育士になるには実技試験の対策も怠れません。

また保育の現場では歌ったりお話しを聞かせたり絵を描くのは毎日の仕事です。

保育士になるには実技試験対策としてだけではなく身に付けておきたい技術です。

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